管弦楽団第60回定期演奏会 ご挨拶その1

ブログ 2021年6月19日

皆さまこんにちは。学習院輔仁会音楽部管弦楽団です。

先日、管弦楽団第60回定期演奏会が無事に終演いたしました!

リモート会場にお越しいただいた方々、ライブ配信やアーカイブを視聴してくださった方々も、本当にありがとうございました。

練習期間は2020年12月から約半年間。今まで当たり前だったことが当たり前でなくなって、2年ぶりの定期演奏会です。緊急事態宣言の発出や対面での活動停止期間を乗り越え、なんとか本番当日を迎え、そして終えられたことが本当にうれしく思います。

演奏会の開催、並びにそれに向けた活動に関しまして、ご支援、ご協力賜りましたすべての皆さまに心より感謝申し上げます。

さて、ここからは、中心となって演奏会の運営を行った担当学年よりご挨拶をさせていただきます!

今回は管弦楽団係長会のメンバーから、会計委員長・広報委員長・ライブラリアン係長・楽事委員長の4名です。


会計委員長より

何にも代えがたい成果だと感じています

使用するホール、楽譜、告知のポスター、YouTubeでの生配信、見えないところにお金は発生します。そういった資金面の管理をするのが会計の役目ですが、練習の状況が不透明な中ではなかなか過去の資料をそのまま参考にすることはできず苦労しました。

何より大変だったのは、早期の活動再開に向けて学校と交渉したり、部全体での指揮を執ったり、校内施設を確保したり、パンフレットを制作したり、外部へ宣伝したり、楽譜を用意したり、データ面で円滑に活動できるようにしたり、と他の係長が「部員のため」に働いている一方で、コロナ禍でバイトが減り、対面練習も限られている中、部員からお金を集めなければならなかったことですね。なかなかの嫌われ役だったのではないでしょうか。

それでも、無事に演奏会を終えられたことは本当に良かったですし、何にも代え難い成果だと感じています。そこに運営陣をはじめとした部員の協力があったことを忘れてはいけません。

担当学年としての1年も、気がつけば折り返し地点。秋は合唱団との合同のより規模の大きい演奏会となり、今から楽しみな気持ちでいっぱいです。この春での経験を生かした運営ができるよう努めて参ります。

会計委員長 大内優実


広報委員長より

演奏会の動画を見ては、余韻に浸っています。

演奏会に向けて、私はチケットの管理やSNSの管理などを行っていました。緊急事態宣言延長で一般販売が中止になったり、会場との打ち合わせを経て、紙でチケットを配ることになったりと、本番前日までバタバタしていました。ですが、いざ本番当日を迎えると、これまでの大変だったことを全て忘れるかのように、私は演奏会を開催できる喜びに満ち溢れていました。

そして、大きなトラブルもなく無事に終演することができました。この場を借りて、演奏会開催にご協力いただいた全ての方々に御礼を申し上げます。

演奏会を終えてから約2週間たった今でも、演奏会の動画を見ては、余韻に浸っています。

2021年6月19日現在、視聴回数5000回を突破いたしました!

次は11月に音楽部定期演奏会があります。しかし、それまでに一体何が起こるか分かりません。どのような形になれども、ベストな形で私たちの担当代を終えられるよう努めてまいります!どうぞよろしくお願いします。

広報委員長 岡野歩夢


ライブラリアン係長より

裏から少しでも音楽部を支えられるように

ライブラリアンは、主に楽譜の手配と管理を担当しています。半年前、楽譜を配布するというあたりまえのことさえも難しい状況で今回の演奏会に向けての練習は始まりました。ミスの許されない演奏会当日の楽譜管理作業も含めて、この半年間をライブラリアン係全員で乗り越えられたことを嬉しく思っています。

今回の演奏会にかけたひとりひとりの思いは、楽譜に強く刻まれています。時がたってから改めて楽譜を開いたとき、その思いは困難の連続だったこの半年間の日々の記憶と共にきっと頭に浮かぶでしょう。そんな宝物の大切さを心に留め、裏から少しでも音楽部を支えられるようにこれからも努力していきたいと思います。

ライブラリアン係長 生石達士


楽事委員長より

不思議とわかることがあるんです

音「楽」の「事」を全般に担当するのが楽事(がくじ)委員長です。学習院輔仁会音楽部ならではの呼び方、役職ではないでしょうか。管弦楽団学生指揮者も兼任しています。

指揮者の先生やエキストラの先生にご出演のご依頼をしたり、パートリーダー・セクションリーダーを集めて選曲会議をまとめたり、練習計画を立てたりと、演奏会の根幹をなす部分に責任があって大忙しです。一日があっという間で。演奏会が終わってもうすぐ3週間経ちますが、なんだかもう大昔のことのように思えます。その一方で、あの時感じたことや思いは、昨日のことのように思い出せるのはどうしてなんでしょうか。

対面練習が始まると、全奏の指揮を振ります。これが大変なんですよ...。夜な夜なスコアを読み、始まる前にカフェで前回の録音を聴いて予習、メモ。限られた練習時間1回1回に対して部員ひとりひとりが上達した実感をもって、疲れた楽しかった充実した練習だったと思って家に帰ってくれたらと願いながら。

指揮をするときにはオーケストラを見るわけですが、不思議とわかることがあるんです。彼女は意外とこういう音楽を持っているんだ。この人は几帳面な性格なのかな。この人は周りをよく見ている。彼がみんなを引っ張っている。この二人は息ぴったりで素敵。あ、いま目が合って通じ合ったような感じがする。とか。

音楽は一瞬で流れていってしまいますが、その一瞬のコミュニケーションがとっても楽しいのです!

山台イス譜面台、きれいにセッティングしました。オルガン面はモダンスタイルに。

信頼できる同期をはじめ、やさしく見守ってくださる先輩方、ついてきてくれる後輩たち、協力してくださる先生方、ほんとうに沢山の人たちが関わってカタチになったこの第60回定期演奏会。楽しいこともあればしんどいこともあって、簡単に振り返るのは難しいなあというのが正直なところです(笑)。

とりとめがなくなってしまいそうですのでこのあたりに。

秋の演奏会も盛りだくさんでとーっても楽しみです!
今後ともよろしくお願いいたします!

楽事委員長・管弦楽団学生指揮者 石川未夕


最後までお読みいただきありがとうございました。

次回更新では管弦楽団係長会の残る4名より。こちらも必見です!

タグ

Gakushuin Music Society

Gakushuin Music Society, since 1922.