管弦楽団第61回定期演奏会 ご挨拶その1

ブログ 2022年6月29日

みなさま、ごきげんよう。学習院輔仁会音楽部管弦楽団です。

先月5月29日、創部100周年記念 管弦楽団第61回定期演奏会が無事に終演いたしました。
学習院輔仁会音楽部100周年の幕開けとなった演奏会、無事終えられたことを幸せに思います。

演奏会の開催、ならびにそれに向けた活動に関しまして、ご支援、ご協力賜りましたすべてのみなさまへ感謝申し上げます。

本ページでは、団の中心となって演奏会の準備を行った運営メンバーよりご挨拶申し上げます。
第1回では、広報委員長・部報委員長・庶務委員長・楽事委員長の4名です。


広報委員長より

チケットの管理からSNSの更新まで...

この度は、創部100周年記念 学習院輔仁会音楽部管弦楽団第61回定期演奏会にご来場いただきありがとうございました!

私は今回の演奏会で、チケットの管理やSNSの更新をしていました。今回はチケットが有料ということに会議で決まった後は、どのくらいの価格設定にするのか、席によって金額を変更するのかということにかなり悩みました。

チケット関連は直前まで、動きが多く疲労することもありましたが、無事に終了を迎えられてよかったなと思います。SNSの更新では、楽事委員長・部報委員長が積極的にSNS更新へのアドバイスをくださったため、充実したSNS更新ができたのではないかと思います。たくさんの関わってくださった方にこの場を借りてお礼を申し上げます。その際はありがとうございました。

次の演奏会は11月6日(日)に東京芸術劇場で行われます。秋の演奏会では、管弦楽団だけではなく、合唱団との合同ステージがあることが魅力です。今回生まれた課題点を改善し、無事に担当代を終わらせることができるように頑張りたいです。皆様と秋の演奏会でお会いできることを楽しみにしております。

広報委員長 安部綾華


部報委員長より

いつまでも記憶に残すための媒体として

この度の演奏会は、創部100周年という大切な年を飾るにふさわしい、華やかでありながら、厳かで、また上品なものであったと感じております。からくり時計が開場を告げるように《古風なメヌエット》が始まり、ドラマティックな《アルルの女》で興奮した後に、《オルガン付き》の様々な表情をもつメロディーの数々が展開される様は、演奏する側としても、まるで映画を体験しているかのようでした。

私の役職である部報委員長の仕事は、演奏会のためのチラシとパンフレットの制作が主なのですが、単に情報を記載するだけでなく、一瞬で消えてしまう音、しかし演奏者の思いのこもった音を、いつまでも残せるようなものを制作したいと考えておりました。

まずチラシですが、これはお客様に演奏会に興味をもっていただくための、いわば顔の一つと言えましょう。そのために、印象に残りつつ、かつ演奏会のイメージを体現したものであるよう意識しました。メイン曲で使用されたオルガンの形は、デザインとしては大変華やかなものであり、また鉄製の管の冷たい質感は、厳かな演奏会の雰囲気を視覚的に演出するのに最適でした。

創部100周年記念 管弦楽団第61回定期演奏会 パンフレット

そしてパンフレットですが、この秀逸なプログラムが構成された経緯について、是非お客様にも知っていただきたいと思い、今回は100周年特別企画として、楽事委員長へのインタビューを掲載いたしました。

今回の演奏会が、創部100周年を飾るのにいかにふさわしいものであったか、パンフレットを見返したとき、いつでも思い出していただけるようであれば、部報委員長としてこの上なく幸せです。

創部100周年記念 管弦楽団第61回定期演奏会 フライヤ―

そして、秋の演奏会でも、部員のつくりあげる音楽を、いつまでも記憶に残すための媒体として、チラシやパンフレットを制作できたらと思っております。

部報委員長 岡本茉子


庶務委員長より

「しょむ」

「庶務」と聞いて、どんなことをしているのか...と疑問に思ったことでしょう。自分も聞いたこともなく、部活以外で使ったこともないような言葉です。いまだに庶務という言葉がどんな意味なのかよくわかっていませんが、要はいろんなことをやることだと思っています。事務的な仕事も多く、想像していたよりパソコンに向かっていたような気がします。

普段の庶務は、練習場所の予約・申請を主に行っています。練習場所関連では、庶務係をはじめたくさんの人の協力を得て、部員が練習に集中できる場所を整えるという責任を感じながらできる限り一生懸命取り組んできました。

庶務委員長が確保した練習場所での風景

演奏会に向けた準備は、初めてのことの連続でした。各業者様との連絡をはじめ、お弁当や花束の用意など忙しくも充実した日々を送り、気付いたら演奏会を迎えていました。当日は楽屋の設営やお弁当配布など、たくさんの人に協力してもらいました。

普段から色々な人に迷惑をかけてしまいましたが、感染症を乗り越え、無事演奏会が成功したことにとりあえずほっとしています。演奏会にこのような形で携わるができたことをとてもうれしく思います。

最後に、演奏会を開催するにあたり、演奏会の思い出を記録として残してくださった撮影会社、配信会社の皆様、楽器を運搬してくださった運送会社の方、各種申請でお世話になった学生課の皆様等、本当にありがとうございました。

庶務委員長 田中幸弥

楽事委員長より

話し出すと止まらない

楽事とは、音楽面のリーダーであり、学生指揮者も兼任しています。
練習の指揮を始め、会議の運営、指揮者やエキストラの交渉、さらには外部との窓口になるなど、一言では表すことのできない、音楽部のプロデューサーでありマネージャーのような役割を担っています。

運営代を引き継いだのは昨年12月頃ですが、思い返せばこの演奏会の準備が始まったのはなんと2020年、私たち3年生が1年生だった年の11月でした。

今回の演奏会会場であったすみだトリフォニーホールの申請は一年半前なので、楽事補佐(楽事委員長の前役職)に就任する前に、2022年5月の会場を申請しに足を運びました。当時、コロナの流行で課外活動ができず、10月まで対面活動はできなかったため、やっと始まった外部施設練習が始まり間もない頃でした。

まだ演奏会をしたことがないのに、もう3年生の演奏会のホールを申請するのか、と驚いたことを鮮明に覚えています。そんな「遠い未来」であったはずの一年半という年月は、指揮者、選曲など様々なことを決め、様々な本番を経験し、あっという間に過ぎていきました。

時には苦しいこともありましたが「楽事委員長として演奏会を成功させたい!」という気持ち一つで、乗り越えることができました。そして、助け舟を出してくださる先輩、頼もしい後輩たち、いつでも一緒に一生懸命頑張ってくれる同期のおかげでここまでこれたのだと心から思います。

演奏会メイン曲の、サン=サーンス 交響曲第三番には特に思い入れがありましたが、本番前のリハーサルで本物のパイプオルガンの音を初めて聴き、「この瞬間のために頑張ってきたんだな」と報われた気持ちになれました。

話し出すと止まらなくなってしまうほど、達成感のある演奏会になりました。秋の演奏会もどうぞご期待ください!

楽事委員長 本田千遥


最後までお読みいただきありがとうございました!
次回は会計委員長・情報管理委員長・管弦楽団責任者・コンサートミストレスよりご挨拶申し上げます。お楽しみに!

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